朝、なぎをケージから出すのは私の役目。6時過ぎに居間を覗くと、なぎがチョコンと座ってお利口さんに待っている。そのシルエットはフクロウみたいだ。ケージに近づくと嬉しそうに手を出してくる。その手に触れ、鼻先をくっつけて朝の挨拶をしてからケージを開ける。これが毎朝の日課になっている。そして、私はほっとする。なぜか?
 最近、夜ケージに入れる頃になぎと険悪な雰囲気になるから。なぎはまだ遊んでいたい、私はケージに入れたい。そこで争いになる。本当は夜もケージに入れず自由にしてあげたいのだが、私も妻もその勇気がない。何かトラブルが起こらないかと心配で踏み切れない。自由にさせるのはもう少し大きくなってからにするつもりだ。ということで、なぎはご機嫌斜めになってしまう。私は嫌われたかなと少し不安な心持ちでなぎとおやすみをする。だから、いつもの朝の挨拶ができるとほっとする。

*なぎが水を飲んでる姿、大好きです。
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